市場調査の結果の考え方
仮説に基づいて市場調査を実施したところ、思っていた結果と違っていたということはないわけではない。思っていたより悪い結果だけでなく、思っていたよりも良い結果というのもありえる。
調査の目的にもよるが、得られた結果をもとに次の施策を検討することになる。
調査の中には、どんな結果になるかわからないが実施してみる、というものもある。新製品・新サービスの場合、どの程度受容性があるかわからない、だから調べるということもある。
調査結果が仮説と違っていると調査そのものに間違いがあったのではと思う場合もある。質問票の文言が誤解をまねいたのではないかとも思いがちである。
No.1調査の場合、目的はNo.1であることを公表することであるので、もし、No.1でなかったという結果になったら、調査担当者は頭を抱えるだろう。
No.1になるような調査設計
調査の結果が仮説と違わないようにするために調査実施前に十分に検討する必要がある。
自社の製品・サービスのどこが、どの層に対してNo.1なのか、をよく考えて回答者の選定や質問を作らなければならない。
本来ならいきなりNo.1調査を実施するのではなく、マーケティングとして市場調査を行い、顧客からみた自社の強みを認識しておくほうがよい。
回答者の属性もあとから分析できるように多層的にする方がよいだろう。仮に全体でNo.1でなくても、一定の属性内ならNo.1であることを把握できるようにしておく。
質問文についても十分吟味をし、回答者が誤解がないようにする。結果をみてから、質問のこの文言が誤解を招いたのだ、と思うような表現は全てなくしておく必要がある。例えば、調査関係者ではない身近な人に回答してもらい、わかりにくいところや解釈などを確認しておくのもよいだろう。
また、No.1のみが目的で、No.1になれないかもしれない要素がある場合には調査を取りやめることも検討した方がよい。
それでもNo.1になれなかった場合
十分な準備をしてもNo.1になれないといったことは起こりうる。
調査においては結果を保証することはできない。調査結果を変えるウルトラCはわたしは持ち合わせていない。
お勧めするのは、事前にどのような結果でも真摯に受け止めるよう社内の同意をとっておくことだ。
また、もしNo.1でない場合にも調査結果が次の施策に活用できるよう、回答理由や製品・サービスについての感想の質問を設けておくことをお勧めする。No.1取得のみの質問の調査票にしてしまうと、改善点を見つけることができない。

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