30年のキャリアで辿り着いた、起業・副業で「何から始める?」がわかる「本物の市場調査」実践講座」(3)
市場調査の目的が決まったら、次は「どうやって情報を集めるか」という具体的な手法の検討です。
アンケート、インタビュー、ネット検索……。世の中にはたくさんの方法がありますが、実は人によって言葉の定義がバラバラなことも少なくありません。
30年、現場で調査に関わってきた私は、手法を大きく5つに分類しています。
今回は、各手法のイメージをパッと掴んでいただくために、それぞれの特徴を分かりやすく整理しました。自分に最適な「武器(調査手法)」はどれか、想像しながら読み進めてみてください。
市場調査の「5つの武器」を知る
市場調査方法には
- 公開情報収集
- アンケート調査
- ヒアリング調査(インタビュー調査)
- 観察調査
- データ収集
などがある。それぞれの簡単に内容は以下の通り。
なお各調査方法の方法や長所、短所、実施の際の留意点などは今後別な記事で記載する。
1.公開情報収集
このブログでは、「公開情報収集」は、官公庁や企業、団体等が公表している情報を集め、分析することを指す。デスクリサーチと呼ばれている調査に近いものである。
インターネット上や書籍、雑誌等で公開している情報を集める作業である。
2.アンケート調査
アンケートの語源はフランス語のenquête(エンケット)という。英語では「survey」。質問票は「questionnaire」。なぜフランス語の「アンケート」という言葉を日本の調査で使っているのかはわからない。

海外のお客様に『アンケート』と言っても通じなかった経験があります。海外の方に調査の説明をする場合は注意が必要です。
このブログでは、アンケートというのを、あらかじめ作られた質問の文章等を自分で読み聞きし、自分で回答をする手法としている。アンケートはWebアンケートが多く実施されているが、紙の調査票に回答するということもまだまだ多い。
比較的多くの人数の回答を得やすく、量をかせげるので、定量調査という調査に使われることが多い。
3.ヒアリング調査(インタビュー調査)
ヒアリング調査(インタビュー調査)は、対面またはオンラインや電話などで聞きとりを行う調査を指す。ヒアリングとインタビューで使い分けがありそうだが、実務ではあまり厳密にわけていない。
このブログでは、口頭で質問をし、回答を得る調査の手法としている。
口頭で質問するため、大量の調査はしづらいが、深い内容を聞き取ることができる。定性調査という調査で使われる。
4.観察調査
人の行動やモノの状況を観察し、記録、分析する調査である。お店に行って陳列を確認するミステリーショッパーやなんらかの作業をしている動作を観察して、やりにくい部分を見つけるといったことも観察調査の一つだ。人がその場で観察する場合もあるし、カメラを設置し、記録された映像を分析するといったことも行われる。
5.データ収集
1.公開情報収集と似ているが、このブログではローデータの収集・分析を行う調査を指す。
POSデータやアクセスログ、人流など様々なデータが入手可能になっており、それらを分析することで市場性がわかる。
まとめ:今後の記事で「使い分け」を詳しく解説
調査方法の概要をそれぞれ紹介したが、使い分けの考え方や各調査方法のメリットの詳細については今後の記事で詳しく解説する。


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