No.1調査の難易度
No.1調査はどれも調査としては難しいのだが、その中でも内容に応じて難易度が異なる。契約者数、シェア、売上は特に難しい。
契約者数、シェア、売上のNo.1調査
競合が契約者数、売上や販売数を公表していればそれを収集し自社と比べればよいのだが、このようなデータはほぼ公表されていない。
公表しているとしたらそれはその競合にとってよほどよいデータなので、自社が勝てない数値である可能性が高い。あたりまえだが話を聞きに行っても教えてはくれないだろう。
方法の一つとして、ユーザーアンケートがある。その製品・サービスを実際に利用しているユーザーの回答をある程度の規模感で得られれば、シェアの感覚はつかむことができる。
そこに当該市場の規模感が把握できていれば、ユーザーアンケートを利用したシェアの推定は可能だろう。
市場の規模感は、販売代理店など関係者が多い製品・サービスであれば、それらから話を聞くという方法はある。全体を知っている人はあまりいないので、何人からか聞く必要がある。
ただし、No.1調査で利用するということをあらかじめ相手に伝えておく方がよい。後々、No.1調査結果として公表したら、「そんなつもりで回答したのではなかった」と抗議される場合もある。
ただし、No.1調査をしたい製品・サービスは、この市場全体の規模感を把握することが難しい場合も多い。各社の製品・サービスに様々なバージョンがあったり、無料期間があったり、他の製品・サービスと組み合わさり容易に分割できないものであったりするのだ。
シェアや売上といった内容でNo.1調査をしようとする場合、その市場について土地勘をもっておくことをお勧めする。常日頃から競合や類似の製品・サービスの市場をよく研究し、関係する企業の人と市場について話ができる関係性を築いておくといった活動を行っていると、製品・サービスの定義や分類がしやすくなるからだ。
当該市場の有識者くらいの立場になっておくと、ユーザー調査の調査票作成や調査結果を見誤らずに実施ができる。
なお、市場占有率(シェア)No.1としても公表ではなく、ユーザーアンケートしてみたらその中では使っている人が多かった、として公表する方法はあるだろう。

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