市場調査ってどうやるの?起業時に知っておきたい市場調査入門(9) アンケート調査の特徴

アンケート調査でできることやメリット

このブログでは、アンケートを、対象者(あなた「以外の声」を出す人)が質問の文章等を自分で読み聞きし、自分で回答をする手法とする。
アンケート票は紙、Webであれば対象者が自分自身で読むことになる。自動音声の電話調査の場合は聞くことになる。

自分で読んだり聞いたりして、自分で回答してくれるので、会話を通して調査をするヒアリングに比べてかなり効率的に声を収集することができる。そして、短い期間で多くの人数を対象にした調査が可能となる。
多くの回答を得られるので、結果を数字で表しやすい。
調査報告書では数字があるほうが信ぴょう性が高まり説得力がでる。満足度や受容性を「満足度90%」や「約8割がこの製品欲しいと考えている」と表現できる。

同じ文章を読ませる(聞かせる)ため、質問内容が質問する人によってぶれないという利点もある。ヒアリング調査では質問者が異なると、文章を読み上げるにしても話し方や強弱が変わるので、回答に影響を与える(これはヒアリング調査の特徴であって決して悪いことではない)。

アンケート調査の苦手なことやデメリット

アンケート調査では、あらかじめ質問を決めている。そのため意外な回答がでにくかったり、回答内容からさらに深く質問していくといったことがしづらい。
質問項目を作る時点である程度回答が想定できていなければならない。
自由回答で回答させると意外な回答が得られる場合もある。しかし、自由回答は回答者にとって考えなければならないので負担が大きい。わたしの意見だが、アンケートの自由回答で意外な回答を考えて書いてくれる人はあまり多くない。理由は対象者が忙しいということもあるし、そこまでアンケートの対象にしている製品・サービスについて深く考えていないということもある。

前述のように説得力をもたせるために数量を書いた資料を作成する場合、ある程度人数を集めないければならない。例えば、よほど希少性の高い製品・サービスでもないかぎり、10人しか回答しておらず、そのうち8人が満足しているという円グラフを示されても説得力に欠けるだろう。

では、何人回答があれば妥当なのか、というのはアンケート調査でよく聞かれる質問である。
実際の調査の現場では、何人くらい回答していると説得力がでると思うかということと実際に何人回答者を集められるかをかけられる費用や期間からよく考えて、妥協していくことになる。

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