ヒアリング調査とは
このブログではヒアリング調査とは、対象者に対して口頭で質問をし、回答を得ることを指す。インタビュー調査ともいう。
ネット上ではヒアリング調査やインタビュー調査という書き方がされており、厳密に分類している書き手の方もいるのだと思う。実務の場ではあまり厳密ではないように思える。インタビューというと就職活動の面接と勘違いする人もいる一方で複数人を対象に同時で行う調査はグループインタビューといわれている。
調査方法は、対面、電話、Zoom等を利用したWeb面談である。チャットによるコミュニケーションを含める場合もある。
対象者は一人の場合もあれば同時に複数の場合もある。質問側も一人、複数で行われる。
調査対象者はアンケートと同じで一般消費者、製品・サービスの利用者、有識者である。
調査の特徴
ヒアリング調査では、対象者の発言にあわせてじっくり話を聞くことができる。
意外な回答を得ることができたり回答結果から次の質問を行いさらに深く知るといったことが可能となる。
深い意見を知るためには対象者がなにを言っているのかをよく理解する必要がある。
対象者の発した言葉だけでなく、姿勢や態度など全体から情報を得ることが重要となる。
会話では、相手が言いよどんだり、語尾がはっきりしないため結論がわからないということもある。全てを突き詰めて白黒つける必要はないが、あいまいでは困る事項についてはその場で確認しなければならない。
また、対象者は質問に直接的に回答しない場合がある。質問の意図を理解していない、回答したくない、自分の話したいコトだけ話すというタイプの人である、など理由は様々である。質問者はヒアリングの場をコントロールし、必要な情報を対象者から引き出す工夫をする必要がある。
回答者が集中力を切らさないための時間配分の配慮や話しやすい雰囲気づくりというものも重要になる。

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